<砂押>
チームスローガン「執念」を掲げ13年ぶりのリーグ制覇を目指し大砲のロサリオを補強して開幕直前には金本監督が「今年が一番強いと思っています!」との
コメントで最後まで優勝争いして監督の胴上げを期待しましたが、結果は2001年以来17年ぶりの最下位に終わりました。最終成績は62勝79敗2分で借金17。 ビジターでは互角の勝負も甲子園では21勝39敗2分借金18と甲子園の負け越しが今季の負け越しの原因となり悔しい結果となりました。 投打が嚙みあわず活躍していた選手の相次ぐ離脱は痛かったです。 野手陣は5月に打率4割を超えていた上本が左膝を盗塁の際に負傷して今季復帰が絶望となり、ロサリオは弱点を攻められ外角の変化球に対応出来ず シーズン途中で二軍落ちは大きな誤算でした。 昨季20本の本塁打を打った中谷や高山や江越などの若手も伸び悩みチャンスに1本が打てず得点力不足に苦しみました。 6月には糸井が死球で骨折してその影響で終盤離脱して9月には北條が守備で左肩脱臼し原口も左指を骨折と故障者続出でCS争いから脱落。 異常気象にも振り回され終盤は連戦続きと不運でした。 糸原がチーム唯一全試合試合を出場してアピールしたのと大山は一時本来の豪快なバッテイングが出来ず苦しむも9月に調子を取り戻し、 梅野は課題だった打撃を克服してGG賞の受賞は天晴れです。 来季も正捕手としてチームの要となり引っ張って欲しいです。来季は打撃コーチが代わり的確な打撃指導で貧打解消するのとスタメン争いを掴んだ選手が 試合で結果を出す事が優勝へ繋がります。 いつまでもベテランに頼らず若手の活躍を期待したいです。猛虎打線爆発で先制、中押し、ダメ押しで効果的に得点を重ねて早めに投手陣を援護して 試合を優位に進め勝ちパターンのリリーフ陣で抑え込み勝利する試合が観たいです。機動力野球で相手をかき回し積極的に次の塁を狙って欲しいです。 投手陣はメッセと岩貞と小野はまずまずの成績ながら、秋山と藤浪は二桁勝利を期待していたので残念でした。 二桁勝利を挙げたのがメッセだけで後は岩貞と小野の7勝止まり。中継ぎや抑えは 昨季ほどの安定感は無く高橋聡文やマテオやモレノは不調で 石崎は一時好調も故障で離脱。 ドリスは32セーブ挙げながら 僅差の試合では同点にされたり逆転され7敗を喫して絶対的な信頼感は無かったです。 先発で才木や中継ぎの望月は起用される機会も多く自信に繫がり来季のさらなる飛躍を期待します。先発の能見がセットアッパーへ配置転換で結果を出しました。 来季は能見、球児、マテオを1イニング限定で起用し勝利の方程式を確立して欲しいです。 金本監督に今季の悔しさを来季に活かした采配が観たかったですが最下位では仕方ありません。 矢野新監督は今季二軍を優勝させファーム選手権では日本一に輝き大いに期待しています。 特に盗塁数は163とウエスタンリーグ1を記録をして意識改革したので来季も失敗をおそれず次の塁を狙って欲しいです。 DeNAには勝ち越すも広島、讀賣、ヤクルト、中日に負け越してスコアラーがあまり機能していないので見直しが必要でしょう。阪神戦に強い天敵が多すぎます。 最後に金本前監督は1年目から高山や横田など若手選手を積極的にスタメンで起用してワクワクさせて貰いました。 道半ばで退任は残念ですが解説者や他球団のコーチなどで知識や経験を積んで機会があれば阪神の監督として再び戻って来て欲しいです。 戦力外で退団する西岡はケガに泣かされ一軍ではあまり活躍出来ませんでしたがグラティでチームを鼓舞したり東京ドームで福留と交錯退場や 日本シリーズでの走塁など印象に残っています。 今成はファン感謝デーで芸人顔負けのパフォーマンスで笑わせて貰いました。2人とも新天地で頑張って欲しいです。 <大崎>
「執念」のスローガンを掲げた金本監督3年目のシーズン。平成最後のリーグ覇者!そして平成の時代で初めての日本一へ向けてスタートした2018でしたが |